転職活動をするにはある程度の貯金が必要になってきます。それは在籍中での転職も退職後での転職も一緒です。では、転職活動をする上でどのくらいの費用がかかり、どのくらいの貯金額があれば安心できるのか?そして転職の平均期間はどのくらいなのか?蓄えがないとどうなってしまうのかを説明していきたいと思います。
転職の平均期間は?
転職の平均期間ですが、転職する状況によって多少変わってきます。在籍中での転職活動は平均約3ヶ月。退職後に転職活動をする場合は1ヶ月から2ヶ月程度となっています。
在籍中に転職活動をする場合は、休日、休暇、体力面などの関係で比較的長引くことが予想され、退職後の転職活動はいつでも予定が組めるので早く決まる傾向にあります。もちろん在籍中でも1ヶ月も経たない内に決まることはありますが、決まらないことを前提として考えておくと精神的にも余裕を持つことができ、良い転職ができます。


必要な貯金額は?
退職後に転職活動される方は、次の転職先が決まるまで収入がありませんので出来るだけ多くの蓄えを用意すべきでしょう。退職後に転職する人の平均期間は1ヶ月~2ヶ月。ですが、年齢や経験、次に転職しようとする職種や業種によって長引くことがありますので、最低でも3ヶ月無収入でも生活できるだけの蓄えが必要になってきます。
ハローワークで手続きすると自己都合退職であれば3ヶ月後に失業保険が貰えます。

貯金(蓄え)がない状態で転職活動すると?
蓄えがない状態で転職活動すると必ず”焦り”が出てきます。その焦りは妥協に繋がってしまい、不本意な転職活動になってしまう危険性があるので、後悔しない為にも必ず最低限の蓄えが必要。さらに、次の転職先が決まっても「イメージと違う」「募集内容と違う」といったアクシデントも予想できますので一回失敗しても再度転職活動ができるようにしておくと安心できます。
転職活動は基本”余裕”が必要。さきほども言いましたが、焦りは妥協を生みます。転職は「今の仕事(会社)に不満や後悔があるから自分の理想に近い会社(仕事)に就きたい」っと思って動き始めますよね。でも、転職時に余裕がないと結局色々妥協する部分が生まれてしまい、結果辞めた会社とあまり変わらない職に就く羽目になってしまいます。

転職にかかる費用
転職にかかる費用は主に5つ。
- 履歴書用紙 100円~300円
- 履歴書用の写真 1回600円~800円
- 面接に行く交通費 1回600円~
- 散髪代 3000円~
- ビジネスバックや靴、ネクタイ 10000円~
- 最近ではパソコンを使い、自分で履歴書を作成するのが当たり前になっていますが、会社によっては「手書きじゃないとダメ」っという会社があります。その場合は100均などで売っている履歴書ではなく、文房具やコンビニなどで売っているJIS規格の履歴書を使用しましょう。
- 履歴書用の写真は意外と高くつきます。安いところでは600円~ありますが、高いところでは900円します。大体6枚セットになっており十分足りる数だと思いますが、これも意外と足りなくなることがあります。
- 面接に行く為には交通費が必要です。車などで行ってもいいですが、交通状況や事故などがありますので出来るだけ交通機関を使うようにしておきましょう。交通費も馬鹿にできない費用になりますので余分に計算しておくといいでしょう。
- 面接に行く時には必ず散髪には行っておきましょう。面接は第一印象が肝心です。
- ビジネスバックや靴、ネクタイがあまりに古い場合は買い替えが必要です。特に靴には注意しておきましょう。靴が汚れていたり、痛みが酷いと印象が悪くなってしまいます。
貯金が無い場合は?
「貯金がないけど転職したい!」っと思っている人は、在籍中に転職活動をしましょう。

いつ締め?いつ払い?
給料の支払いサイクルは会社によって様々です。大手会社の場合は当月締め、当月払いが多いですが、中小企業の場合当月締め、来月払いがあります。支払いサイクルが遅いところでは、末締め、末払いといったこともあります。転職活動をする時には給料の支払いサイクルも視野に入れて活動期間を定めておく必要があります。

転職活動する場合の注意点
転職を考えている方は、必ず”どういった仕事に就きたいのか”を明確にしておきましょう。ただ単に「給料がいい会社」「休みが多い会社」「楽な仕事」といったアバウトな理由で転職活動してしまうと無駄なお金や時間を使うことになります。
転職費用や転職期間を最低限に抑えるには『この仕事がしたい!』っと決めることが重要です。