営業には法人、個人がありますが、配置薬の営業は個人相手になります。お客様宅に定期的にお伺いし、コミュニケーションを取りながら商品を販売していく営業です。

最近では配置薬を置いていないお宅が多いので、ここでは配置薬の仕組みから仕事内容、年収や大変な部分まで紹介していきます。

配置薬(置き薬)の仕組み

配置薬(置き薬)とは、その家庭が使うであろう薬、あるいは使うかもしれない薬を専用のボックスに入れておき備えておく薬箱(救急箱)です。

料金は使った薬代のみで、薬を使わなければ一切お金はかかりません。支払い方法は2ヶ月~3ヶ月に一回、担当者が訪問してくるので、その時に使った分だけの薬代を支払う形になっています。

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クレジットカードは使えないんですか?

配置薬会社の収入源は薬代だけではなく、栄養ドリンクや健康食品、保健薬、ヘルスケア商品などさまざまあり、それらの商品を売って大きな利益が上がります。なので、配置薬の代金をクレジットカード可にしてしまうとお客様とのコンタクトが激減してしまうので、配置薬品会社はカード決算は行っていないんですね。

配置薬は基本的に”お客様に営業をかけるチャンスを作る為の道具”であって、配置薬がメインではないんです。

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配置薬の業界ってどうなの?

配置薬は約300年前に一人の薬学者によって考えられたと言われており、それから”配置薬”は日本中に広まりました。300年前は当然乗り物もありませんし、医者なんてものも充実していない時代ですからかなり重宝されていたらしいですね。

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これを考えると現在は車もあるし、ドラックストアやコンビニでも薬は売っているので衰退しているのでは?

確かに数十年前に比べると利用者は減っていますが、大手会社などは独自の健康食品を開発したり、多種多様なヘルスケア商品を揃えるなどして売上を伸ばしているようです。社員の方達も薬や健康食品の勉強を日々しており、その知識量はハンパではありませんね。お客様から「いつも通ってる先生よりも分かりやすく説明してくれるから助かるわ」なんて声もあるくらいなんです。

さらに、配置薬は親から子へ受け継がれる傾向にあります。

親から子へ受け継がれる

50代~60代の方達なら当たり前に置き薬が自宅にある時代ですから、それが子に受け継がれることが結構あります。もちろん営業マンが「誰か紹介してください!」っというお願いもありますが、子供の一人暮らしを心配した親が配置薬を置かせている人もいるんですね。新規の配置薬を獲得するのは大抵繋がりがありますので、利用者が激減するということはありません。

配置薬は定期的に訪問するので、お年寄りや一人暮らしの自宅に配置していると防犯対策になったり、いざという時に助かることがあるメリットもあるんです。

仕事内容

さて、本題の仕事内容です。

配置薬(置き薬)の主な仕事は救急箱内の商品交換と代金の集金、そして健康商品の販売です。会社によって違ってきますが、大体一日に13件~20件ほど回り、一つのお宅を2か月~3か月ペースで伺うので、一人が受け持つ顧客は約1000件ほど。数字だけ見ると大変そうですが、1日1日回るルートが決まっていますし、近隣でブロック分けしていますので思いのほか1000件は多い数字ではありません。

救急箱の商品交換中は基本的にお客様に確認してもらいながら交換するので、その際に健康商品を紹介する営業方法になります。

健康商品を売る

配置薬品会社が取り扱う健康商品とは

  • 健康食品(牡蠣エキス、にんにくエキスなど)
  • 滋養強壮剤(栄養ドリンクなど)
  • ヘルスケア(入浴剤、歯磨き粉、洗顔石鹸など)

ほかにも多くの健康商品があり、これらを顧客に売ることで営業マンは評価されます。健康商品の金額は大体1500円~8万円くらいが相場。中には10万を超えるものありますよ。

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カードが使えないなら支払いは全部一括なんですか?

配置薬業には分割支払いがあります。ですが、この分割はカードではなく集金で行うものです。基本は3か月ペースで訪問しますが、大口の商品を購入したお客様のみ1か月のスパンを空けて営業マンが集金を行います。

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結構大変なんですね・・・

営業なので大変な仕事です。しかし、勘違いしてはイケないのは”毎日大口の商品を売らないとダメ”という訳ではないところです。配置薬はお客様との信頼関係が大切なので、よくお客様とヒアリングした上でその方にあった健康商品を紹介します。なので、ガツガツ商品を売りつけるのではなく、ヒアリングを元に”提案”していく感じですね。なので、営業力というよりヒアリング力が必要になってきます。

配置薬のここが大変!

「配置薬の営業マンはここが大変!」っというところを少し紹介します。

  • 顧客の自宅を覚える
  • 商品の詳細を覚える
  • 一日に回る件数にノルマがある
  • 新規開拓のノルマがある(会社による)
  • 拘束時間が長い
  • 資格取得が前提(会社による)

どれも営業マンにとって当たり前なことですが、一番は”資格取得”だと思います。とりあえず一つずつ簡単に説明していきますね。

顧客の自宅を覚える

受け持つ件数は約1000件。担当する地区に土地勘があれば苦になりませんが、土地勘がないとかなり苦労すると思います。基本的にカーナビは無く、地図を見て自宅を探します。

商品の詳細を覚える

取り扱っている商品が薬なので、一つ一つの詳細を覚えておく必要があります。大口商品ともなると、知識がないと絶対に売れません

回る件数にノルマがある

健康商品を売る時は、商品の説明や説得に時間がかかります。大口の商品ともなれば1時間そのお客様と喋ることもあるのですが、それでも一日に決められた件数を回らなければイケません。なので時間に追われながらの仕事になります。

新規開拓のノルマ

配置薬品の会社は”ルート営業”と”新規開拓営業”の2部門に分かれていることがあります。これまで説明しているのはルート営業の方です。しかし、ルート営業も月に数件の新規開拓ノルマが課せられることもあります。(大体2~3件程度)

拘束時間が長い

一日に回る件数が決まっていますので、一つのお宅で時間を使ってしまうと後がキツくなります。大口の商品を売る時にはそれなりに時間がかかりますし、お客様とのコミュニケーションも大事なので「薬の交換してハイお終い」ではダメですからね。

あと、「20時くらいしか帰ってこない」というお客様もいますので、これに合わせると帰りはそれなりに遅くなりますね。

資格取得が前提

配置薬の業界には登録販売者という資格があります。ドラックストアなどは常時薬剤師がいないとダメなように、配置薬にも登録販売者(もしくは薬剤師)という資格者が担当区域にいないと業務ができないことになっています。そしてこの登録販売者という資格がかなり難しいんですね。勉強が得意な人や自信がある人はいいですが、「ん~微妙・・・」っと感じている人は少し厳しいかもしれません。

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年収

平社員で平均400万円~450万円。売上が良く主任クラスだと600万円弱が相場です。店長クラスになると700万円~800万円後半になります。配置薬の業界は実力主義なので努力やセンスがあれば1年以内に主任になることも珍しくありません。どの業種の営業も同じだと思いますが、実力があればすぐに年収が上がるシステムになっていますね。

最後に

さきほども言いましたが、配置薬の営業には2種類あります。

一つは救急箱の管理、集金、健康商品の販売を行うルート営業。

2つ目は新規開拓の営業。新規開拓の営業は、お宅へ飛び込みで訪問し救急箱を置いてもらうことです。一件簡単そうに見えますが、これが意外と大変なんですね。

どちらも厳しい部分、楽しい部分がありますが、「お客様と時間をかけて仲良くなっていきたい人」はルート営業。「一度きりの営業で終わりにしたい人」は新規開拓の営業を選ぶといいでしょう。

営業が初めてな方は、まず自分が営業向きなのかを自己分析してみるといいですね。

営業に向いているかは営業の仕事内容|向き不向きがわかる適正チェックを御覧ください。

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